「中古の軽自動車って本当に買っても大丈夫？」
「中古の軽自動車を買うと後悔するって聞いたけど、実際どうなの？」
そう思う方もいるのではないでしょうか。
実は、中古の軽自動車を購入する際にはいくつかのリスクがあり、注意が必要です。
本記事では、中古の軽自動車を購入する際のメリット・デメリットや注意点について詳しくご紹介していきたいと思います。
購入するかどうか？最終的な判断の材料としてください。
中古の軽自動車を購入することのメリット・デメリット
中古の軽自動車を購入することに対して様々な不安があると思いますが、ここではメリット・デメリットを解説していきます。
中古の軽自動車のメリット
中古の軽自動車を購入することは経済的な利点が多く、特に価格面や維持費の面で新車に比べて優れています。
- 価格の安さ：中古の軽自動車は新車に比べて購入価格が低いです。新車だと手が届かないモデルやグレードでも、中古車なら手に入れることができます。
- 維持費の安さ：軽自動車の維持費は「税金」「メンテナンス」「走行に関する費用」の3つが低く抑えられます。特に税金面では普通車よりも優遇されています。
- 燃費の良さ：軽自動車はエンジンの出力や重量が比較的軽いため、燃費が優れています。これにより、日常の使用においてもコストを抑えることができます。
- 種類の豊富さ：中古市場にはさまざまなモデルやグレードが揃っており、自分のニーズに合った車を選びやすいです。
例えば、人気のある軽自動車の中古車は、同じ予算でより高性能なグレードやオプション装備を備えたモデルを購入することができます。また、維持費が安いため、年間のコストも抑えられます。ホンダのN-BOXやダイハツのタントなどは、中古市場で特に人気があり、信頼性も高いです。
このように、中古の軽自動車は、購入価格の安さ、維持費の低さ、燃費の良さ、そして豊富な選択肢といった点で、多くのメリットがあります。
これらのメリットにより、多くの人々にとって経済的かつ実用的な選択肢となっています。
中古の軽自動車のデメリット
中古の軽自動車にはいくつかのデメリットも存在します。それらのデメリットを理解し、購入前に慎重に検討することが重要です。
- 信頼性と耐久性の不安：中古の軽自動車は新車に比べて信頼性が低く、故障のリスクが高いという懸念があります。特に古い年式や走行距離が多い車両は注意が必要です。
- 保証の短さ: 新車に比べて保証期間が短い、または保証がない場合があります。
- 燃費性能の劣化: 新しいモデルに比べて燃費性能が劣る場合があります。
- 在庫の限界: 希望するモデルや色が市場に出回っていないことがあります。
例えば、非常に安い価格で販売されている中古の軽自動車は、走行距離が多く、メンテナンスが行き届いていない可能性があります。このような車両は購入後に修理費用がかさむリスクがあります。また、特定の色やオプションを希望しても、中古市場では見つからない場合が多いです。
このように、中古の軽自動車を購入する際には、そのメリットだけでなくデメリットも十分に理解することが重要です。
信頼性や耐久性、エンジン性能の不安を解消するために、購入前には徹底的な車両チェックと信頼できる販売店を探しましょう。
中古の軽自動車を購入する際の注意点
中古の軽自動車を購入する時に、注意して欲しいことがあります。
以下の事に注意して、安心できる車を選びましょう。
信頼できる車を選ぶ
中古の軽自動車を選ぶ際には、車の状態や保証内容に注意することで信頼できる車を手に入れることができます。適切なチェックポイントを押さえ、慎重に選定することが重要です。
保証の有無：中古車には保証があると安心です。万が一の故障時に修理費用がカバーされるため、購入後の不安を軽減できます。
価格と用途のバランス：非常に安価な中古車でも、使い方次第では十分に満足できることがあります。ただし、極端に安い車にはリスクが伴うことを認識する必要があります。
販売店の信頼性:購入に際してトラブルはさけたいものです。他の顧客からの評判や口コミを参考にして、安心できる販売店を見つけましょう。
例えば、通勤や通学などの近距離移動が主な用途であれば、軽自動車で十分です。この場合、走行距離が少なく、メンテナンスが行き届いた中古車を選ぶことで、安心して長期間使用できます。また、適切な保証が付いている中古車を選ぶことで、故障時のリスクを軽減することができます。
このように、中古の軽自動車でも、車両の状態や保証内容に注意を払い適切な選定を行うことで、信頼できる車を手に入れることができます。
長期的なコストパフォーマンスを考える
中古の軽自動車は購入価格が安く、維持費も低いため、長期的に見ても優れたコストパフォーマンスを持つ選択肢です。ただし、購入前にしっかりとチェックを行い、信頼できる車を選ぶことが重要です。
維持費の安さ：軽自動車は燃費が良く、自動車税や保険料も低いため、維持費を抑えることができます。特に、中古車であればさらにコストを抑えることが可能です。
耐久性の向上：現代の軽自動車は耐久性が向上しており、中古車でも十分に長期間使用することができます。ただし、信頼できる車を選ぶために、走行距離やメンテナンス履歴を確認することが重要です。
例えば、10万円以下の軽自動車を購入する場合、非常に安価に手に入れることができますが、走行距離や年式に注意する必要があります。また、車検費用が込みのリースプランを選ぶことで、予測しやすいコスト管理が可能です。
このように、中古の軽自動車は購入価格と維持費が低く、長期的に見てもコストパフォーマンスに優れた選択肢です。
しかし、購入前には車両の状態や保証内容をしっかりと確認し、信頼できる車を選ぶことが大切です。
適切なメンテナンスを行いながら使用すれば、長期間にわたり安心して乗り続けることができるでしょう。
中古の軽自動車を購入した人の実際の体験談
ここで、中古の軽自動車を購入した人の実際の体験談をいくつかご紹介していきます。
母さんのNBOX届いた。中古だけど綺麗だし良い色 pic.twitter.com/HdZS9e07XP
— うぶちゃん@7/24ユニゾン (@ameotoko37458) September 26, 2020
「ダイハツ・ムーヴを購入して半年になります。価格が新車の半額以下だったのに、内外装ともにきれいで走行もスムーズ。コスパ最高です。」
例）ホンダ・N-BOXの購入
「ホンダ・N-BOXを中古で購入しました。中古車市場で人気の高い車種で、値引きは難しかったですが、室内の広さと乗り心地がとても気に入っています。」
「日産・デイズを中古で購入。燃費性能が高く、日々の通勤に大変重宝しています。中古でも状態が良く、費用対効果が高いと感じています。」
例）スズキ・スペーシアの購入
「スズキ・スペーシアを購入。広々とした室内空間と燃費の良さが魅力。中古でも品質が高く、快適なドライブを楽しんでいます。」
- 故障が頻発し修理費がかさんだ。特にエンジンやトランスミッションのトラブルが多かった。
- 燃費が悪くなり、ガソリン代が予想以上にかかった。
- 車検の費用が高くなった。古い車は部品交換が必要になることが多い。
中古の軽自動車の市場価格や相場はどれくらい？
中古の軽自動車の相場はどれくらいと見ればいいのか？
ここでは市場価格を調べるポイントと、新車とのトータルコストを解説していきます。
中古の軽自動車の市場価格を調べるポイント
中古の軽自動車の市場価格は、車種、年式、走行距離、装備などによって大きく変動します。一般的に、人気車種や年式の新しい車ほど高額になりがちです。
年式: 新しい年式の車ほど高額になりがちですが、近年は中古車市場の高騰もあり、年式が古くても相場が安定している場合もあります。
走行距離: 走行距離が少ないほど高額になりやすいですが、年式とのバランスも重要です。
装備: オプション装備が多いほど高額になります。特に安全装備や人気の装備は、査定に大きく影響します。
グーネットやカーセンサーネットなどの大手中古車情報サイトでは、具体的な車種や年式、走行距離で検索することで、相場価格を簡単に調べることができます。
N-BOXのような人気車種は、中古車市場でも安定した人気があり相場も高め。タントもN-BOXと同様に人気が高いですが、中古車市場での流通量も多いため、比較的安価に入手できる場合があります。
中古の軽自動車の市場価格は、様々な要因によって変動します。購入を検討する際は、複数のサイトで相場を比較したり、実際に販売店に見に行って、現車を確認することが大切です。
また、近年は中古車市場の高騰が続いており、相場が変動しやすい状況にあるため、定期的に相場をチェックするようおすすめします。
新車と中古車の10年のトータルコストを比較
新車と中古車の10年のトータルコストを比較すると、中古車の方が総じてコストパフォーマンスが高くお得に乗ることができます。
初期費用の差：中古車は新車に比べて本体価格が安いため、初期投資が少なくて済みます。
減価償却の影響：新車は購入後の数年間で大きく価値が下がりますが、中古車は既に減価償却が進んでいるため、価値の下落が緩やかです。
ランニングコストの違い：燃費技術の進化により、新車の方が燃費が良い場合が多いですが、総合的な維持費や修理費用を考慮すると、中古車の方がトータルで安く済むことがあります。
【新車の場合】
購入価格: 300万円
5年後のリセールバリュー: 150万円
年間維持費: 約20万円
10年後の総コスト: 300万円 – 150万円 + (20万円×10年) = 350万円
【中古車の場合】
購入価格: 150万円（5年落ち）
5年後のリセールバリュー: 50万円
年間維持費: 約25万円
10年後の総コスト: 150万円 – 50万円 + (25万円×10年) = 400万円
新車は初期費用が高いものの、リセールバリューや燃費性能で一部のコストを回収できます。一方、中古車は初期費用が低いですが、維持費が高くなる傾向があります。
10年のトータルコストを比較すると、中古車の方が総じてお得に見える場合が多いですが、購入する車種や年式、走行距離などによって変わるため、個別のケースに応じて慎重に検討することが重要です。
【最終判断】中古の軽自動車を購入する？
最終的に中古の軽自動車を購入するのか？
ここでは最終的に判断するポイントをお伝えしていきます。
中古車を買う人の割合はどれくらい？
中古車を購入する人の割合は、近年、新車に比べて高まっている傾向にあり、日本の自動車市場では、中古車の購入者は全体の約40%を占めています。
購入する理由として多いのは、
- 経済的な理由: 中古車は新車に比べて価格が安く、維持費も抑えられるため、経済的な負担を軽減したい人にとって魅力的です。特に、若年層やシニア層の間で、この傾向が顕著に見られます。
- 即時利用可能: 中古車はすでに市場に出回っているため、購入後すぐに使用できる点が利点です。特に新型コロナウイルスの影響で新車の納期が延びた時期には、中古車の需要が増加しました。
- 多様な車種・年式の選択: 中古車市場では、新車では手に入らない車種や年式の中古車が多く流通しています。そのため、自分のライフスタイルや趣味に合った車を見つけたい人にとって、中古車は魅力的な選択肢の一つです。
例えば、400万円未満の車を購入する割合は、新車では21%、中古車では30%。このように、低価格帯の車を購入する人は中古車を利用する方が多いです。
中古車市場では特にコンパクトカーや軽自動車が人気を集めているようです。
このように、経済的な理由や多様な選択肢を求めるニーズの高まりなど、様々な要因が複合的に作用し中古車を購入する人の割合は増加しています。
新車と中古車どっちが得
新車と中古車のどちらが得かは個々のニーズや状況によりますが、経済的な観点から見ると中古車の方が得であることが多いです。
減価償却: 新車は購入直後から価値が急激に下がりますが、中古車はすでに減価償却が進んでいるため価値の下落が緩やかです。
選択肢の豊富さ: 中古車市場には多種多様な車種があり、希少なモデルや絶版車を手に入れることも可能です。
例えば、同じ車種の新車と中古車を比較すると、新車は300万円以上するのに対し、中古車は200万円以下で購入できることがあります。
また、新車を購入して1年後に売却すると価値が20%以上下がることが一般的ですが、中古車の場合はその下落率が10%程度に抑えられることが多いです。
新車と中古車のどちらが得かは個々のニーズや状況によりますが、経済的な観点から見ると中古車の方が得であることが多いです。
軽自動車を買うならいつが買い時？
軽自動車を最もお得に購入できるタイミングは、決算期（3月、9月頃）やボーナス時期（6月、12月頃）、そしてモデルチェンジ前が挙げられます。
ボーナス時期: ボーナス時期は消費者がまとまったお金を受け取るため、自動車の購入を検討する人が増えます。ディーラーもこの需要の高まりに合わせて積極的に販売促進活動を行うため、お得なキャンペーンや値引きが行われることがあります。
モデルチェンジ前: 新型モデルの発売が迫ると旧型モデルの在庫処分を行うため、大幅な値引きが期待できます。ただし、最新の機能やデザインを求める場合は、新型モデルの発売を待つ方が良いでしょう。
3月の決算期には、多くのディーラーで新車購入のキャンペーンが実施され、大幅な値引きやオプションプレゼントなどが行われることがあります。
夏のボーナス時期には、自動車メーカーが夏期休暇中の工場稼働率を上げるために、販売促進活動に力を入れることがあります。
このように、軽自動車を購入する際は、上記のようなタイミングを狙うことでよりお得に購入できる可能性が高まります。
ただし、これらの時期は他の購入希望者も多いため、早めにディーラーに足を運んで交渉を開始することが大切です。
